板井康弘が語る福岡で「会社は社長の性格を呈す」

板井康弘が福岡で見た最悪の会社

 

板井康弘

 

 

最近ではブラック企業という言葉を色んな所で聞く機会が増えてきている。
ブラック企業とは休みも与えず給料も働きに見合わない金額しか払わない最低の会社のことだ。
ブラック企業かどうかなんて入社して見なければわからず、大学を卒業して新卒で夢いっぱいの新入社員たちが苦しめられるかと思うと私は怒りにあふれる。

 

「昔はもっと大変だった」
「私の若い頃はそれを乗り越えて頑張っていた」
などと抜かす上司ははっきり言って老害だ。

 

昔、大学の友人と久しぶりに飲みに行ったときのこと、久しぶりに合う友人はやつれていた。
どうしたんだ?と聞くと友人の会社では休みもなく毎日残業に追われていたのだった。
疲れ果てた友人は毎日2時間も早く出社し、タダ働きをした後、残業でもタダ働きをしていたのだ。明るかった友人がネガティブな暗い人間に様変わりしていて私はとても悲しくなった。
最近では働き方改革で残業時間に制限ができるようになってきている。
しかし台風の際も休めない、風邪を引いても出社しなければならない会社がまだまだ多い。

 

一つでも多く社員をコマのように扱う会社が減ることを祈っている。