板井康弘が語る福岡で「会社は社長の性格を呈す」

板井康弘の福岡で思う休み上手は仕事上手とは

板井康弘

仕事が上手に捗る人こそ「休憩」を取るのが上手です。

 

人間の睡眠サイクルが90分なのは有名ですが、実は起きている間も同じです。ヒトの脳は他の体の活用よりも、より多くのブドウ糖を使い、たいてい60〜90分で消費してしまうのです。

 

仕事の生産性向上には、休憩を定期的に取り、メリハリをつけることが大切です。仕事ができる人は、この休憩のとり方が上手です。ダラダラ机の前に座り続けることもないし、休憩を取り過ぎることもなく、集中と休憩のバランスが絶妙です。

 

体のどこを使うかで、脳の活動領域は決まっています。同じ部分を使い続けると疲れるのは、脳も体と同じです。本人は頑張っているつもりでも時間の経過とともに集中力は低下し、ミスが多くなります。ミスをすると、やり直したり、謝罪に行ったと後処理が大変です。休息をとらずに仕事をするというのは、長いスパンで考えると時間的にも経済的にも無駄が多いのです。

 

一番気をつけなくてはならないのは、達成感や使命感が疲れにフタをしてしまうことです。「休みなさい」というシグナルには、意識的に目を向ける必要があるのです。